ロータリージョイントのシール方式を比較

📅 2026年6月6日 所要時間:7分 🔧 シール技術 Begapunkエンジニアリング

シール選定は、シール材だけで決められるものではありません。使用流体、圧力、回転速度、温度、動作パターン、許容漏れ量、摺動相手面、異物、保守性を一体で確認する必要があります。

型式ごとの使用限界:選定する仕様は、最新の製品ページと承認図面に記載された圧力・回転速度・温度・使用流体の範囲内でご使用ください。

3種類のシール構造と役割

シール構造基本構造一般的な特長確認が必要な項目
エラストマーOリング加工溝に組み込むエラストマー製リング省スペースで交換しやすい材質、溝寸法、すきま、潤滑、圧力、動作、温度
PTFE複合シール/リップシールPTFE系の動的シール。補助Oリングを併用する構造もある適合する配合材を選べば、低摩擦と幅広い流体対応が可能充填材、摺動面粗さ、振れ、圧力、速度、温度、クリープ、摩耗
ばね入りPTFEシールばね等の付勢部品でPTFE系シールに予圧を与える構造用途別設計により接触力の維持に役立つばね設計、取付スペース、摺動面、漏れ基準、アセンブリ全体の検証

どの構造も万能ではありません。実際の使用条件と、選定する型式で承認された構造を照合して判断します。

現在公開中のBegapunk型式例

以下の表は、現在公開中の各型式ページの数値をまとめたものです。注文仕様の選定には、承認図面または型式別データシートを適用します。

型式最高使用圧力最高回転速度選定上の境界
BP-2P-00011 MPa200 min-12回路独立。流体、温度、デューティを確認
BP-2P-130-00015 MPa80 min-1高圧・低速型。公開仕様範囲内で使用
BP-2P-95-00051 MPa200 min-1G1/8のクランプ/解除ポート。公開上限を適用
BP-2P-50-00011 MPa100 min-1粉じん環境向けの保護カバーとラビリンス構造

上記は公開されている標準仕様です。特注仕様では、材質、寸法、シール構成、使用限界を書面で確認します。

シール選定前に必要な情報

  1. 使用流体:組成、濃度、異物、要求清浄度。
  2. 圧力:常用圧力、ピーク圧、真空条件、各回路の独立動作。
  3. 動作:連続回転、割出し、揺動。最高速度、通常速度、デューティ。
  4. 温度:流体温度、周囲温度、シール部の温度上昇。
  5. 漏れ判定:合意した許容値、試験流体、圧力、時間、測定方法。
  6. 機械側条件:摺動相手材と面粗さ、振れ、芯ずれ、取付荷重、取付スペース。
  7. 保守条件:点検性、許容停止時間、交換手順。

出荷前漏れ検査の位置づけ

Begapunkの現行標準検査は総組立後に行います。各回路を1回路ずつ、圧縮空気1.0 MPaで検査し、検査していない回路は大気開放とします。約1秒加圧した後、約4秒保圧し、検査装置が警報を出した製品は不適合品として隔離し、原因を確認します。

この工程検査では、記載された条件で完成品ごとに確認します。型式の使用限界、想定寿命、用途別の漏れ要求は、それぞれ個別に評価します。検査手順の記録範囲は100% Leak Testingに記載しています。

選定時の確認

シール性能と保守間隔は、選定する型式、シール形状、実際の使用条件によって異なります。漏れ量に関する要求には、測定可能な許容値と合意した試験方法を明記してください。ご注文前に、選定した仕様の許容運転範囲をご確認ください。

技術選定をご依頼ください

使用流体、圧力、動作、温度、回路数、取付図、漏れ判定基準をご提示ください。標準型式または個別に文書化した特注仕様を検討します。

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