用途選定の準備
アルミ・ステンレス・黄銅のロータリージョイントを比較
ボディ、接液部、シール材質を流体と環境から選びます。すべての用途で最長寿命となる単一の金属はありません。
ボディ材質はロータリージョイントの耐久性を決める要素の一つです。流体は軸、スリーブ、ポート、締結部品、シールにも接触し、外側は湿気、洗浄薬品、粉じん、塩分にさらされる場合があります。材質選定では、ボディ、接液部品、動的シール面、エラストマを分けて考える必要があります。
代表的なボディ材質の特徴
アルミは軽量で加工しやすく、表面処理と使用環境が腐食・摩耗挙動に影響します。ステンレスは耐食性や厳しい洗浄環境を理由に選ばれることが多い一方、質量、加工費、かじりへの配慮が増えます。黄銅は加工性がよく、多くの空気・水用部品に使われますが、流体化学、温度、接続金属との適合確認が必要です。
この一般説明だけでは適合性を確定できません。材質グレード、熱処理、被膜、表面粗さ、相手材、シール配合、正確な流体条件で結果が変わります。
材質判断を分けて考える
- ボディと取付構造 質量、剛性、ねじ強度、外部腐食、被膜耐久性、装置への固定方法を確認します。
- 接液部と動的部品 軸とシール面を含む全接液材質を一覧化し、化学的・電食上の適合性を確認します。
- シールと運転条件 シール材質を流体、圧力、温度、回転数、潤滑、清浄度、停止・回転条件に合わせます。
根拠を示せる材質選定の手順
- 流体を定義する 濃度、添加剤、汚染物、洗浄剤、温度範囲、洗浄後に排出するか充填状態にするかを示します。
- 外部環境を定義する 湿度、洗浄、塩分、研磨性粉じん、紫外線、周辺装置の薬品との接触を記録します。
- 材料一式を比較する ボディ、軸、ポート、締結部品、被膜、シール、潤滑剤、接続配管を一つのシステムとして確認します。
- 特殊用途を検証する 未掲載の流体や環境では、量産使用前に材質確認と必要な試験・点検条件を合意します。
選定型式の製品ページで公開されている本体材料を確認してください。本記事はBegapunk試験での寿命順位ではありません。材質グレード、表面処理、シール、流体で結果は変わります。
特定の流体・環境に適した材質を検討する
流体、洗浄薬品、候補型式をお送りください。一般的な金属の好みではなく、公開されている本体材料を確認します。